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XTERRA Maui World Championship レポート       20041028

                          武木田 秀人

XTERRAはいわばオフロード版のトライアスロンで発祥は1996年のマウイ、初めは100人以下の規模の大会だったが年を追うごとに人気を集め今年はアメリカで38戦、グローバルツアーといった形で世界中全14戦が開催された。各地の予選を勝ち抜いて集まった選手は全20ヶ国以上、438人。毎年出るのが厳しくなっているとのことである。XTERRAのレースでのSWIMは普通のトライアスロンと変わらないがBIKEMTBを用いて未舗装路、RUNはトレイルランで行う。自分はトライアスロンが専門種目だが趣味としてMTBを楽しんでいたこともありXTERRAには非常に興味があり2年前から日本のレースに参戦して来た。XTERRA自体はこれで出場するのは8回目、マウイでの世界選手権は一昨年に引き続き2回目になる。2年前は年代別優勝こそはならなかったが自分の力を出し切るレースは出来た。
今回はそれを上回る成績、年代別での上位を狙って行きたいという目標を持って練習を重ねてきた。
1021日、ハワイ州、マウイ島に降り立つ。最高気温は30度といった感じだが日本に比べるとはるかに湿度は低くて気持ちのいい暑さ。夕方は肌寒く感じることもあるほどだ。 マウイ島の世界選手権のコースは今年から会場のホテル周辺で工事が行われている影響で多少ながら変更された。今までは砂浜でのSWIMのあとそのままトランジット、その後舗装路を23km走った後、オフロードに入るというコースだったのだがトランジットの場所が工事で使えなくなったためにSWIMの後に1kmほどトランジットまでRUN, その後BIKEという形になった。その結果BIKE30kmは完全にオフロードになって今まで2つに分かれていたBIKEのトランジットは1つに統合された。ポイントとしてはBIKEの後半の下りが少なくなってRUNコースにもアップダウンが増えたということである。その分、若干ながらきついコースになったといえると思う。

 

 大会当日(24)、レースは9時開始だ。比較的、開始時間としては遅い方で6時過ぎに宿泊地を発つ。トランジットが海から離れているので一回トランジットまでバイクなどをセッティングしに行く必要がある。
 ハワイ時間午前9時、レースがスタート。天気はまあまあ。雲が若干出ている。通常だとXTERRAのスイムでは楽に逃げ出すことが出来るがさすがは世界選手権、SWIMのレベルもそれなりに高く簡単には抜け出せず、ずっとバトル状態だ。コースはワイレアのビーチを左回りに2周する。 1周目と2周目の間には200mほどのビーチランが入る。 これがまたきつい。見ているほうは良く分かっていいのだろうが。 SWIM2421秒、118位、でアップ、調子そのものはそれほど悪くは無かった。砂浜の脇に置かれたシュートランジションでシューズを履き1km先のトランジットまでRUN。トランジットまではずっと登りで勾配もなかなかきつい。 SWIMを上がった時点からはなぜか体が重く体中に乳酸が溜まりっぱなしの状態でトランジットまでのRUNでは多くの選手に抜かれてしまう。
 BIKEは単純に言えば登って下るコース。もともとマウイのコースは私有地で年に1回しか立ち入りが許されない場所で土はふかふかの赤土、ハレアカラ火山の活動で出来た溶岩がトレイルをゴロゴロしている。そのためただでもさえタフなコースなのだが、大会主催者によると今年は雨が多かったらしくとにかく路面の土が雨で流されてしまってここ10年で出ていなかったような石がトレイルに現れているとのことだった。 バイクはスタートからいきなり登り始める。路面が荒れているためにトラクションの取りにくい登りが続く。途中でheartbreak-hill(心臓破りの坂)と称される場所も通過。乗れる人はほとんど居らず、多くの人が押して歩いている。 自分はというと乳酸は溜まりっぱなし。 ひたすら耐えるだけだった。下りが始まると多くの人がパンクして道端でパンク修理をしている。確かに2年前と比べても路面の状況は悪いという感触があった。体は比較的楽になったが恐怖心が先立ってなかなかスピードが上がらない。 2年前は下り始めたらひたすら下るだけだったのだが今年はトランジットの標高が上がったために後半もアップダウンが小刻みに続きなかなか休ませてもらえない。 調子は相変わらず上がらず大幅に順位を落としてRUNに移った。タイムは2時間0906秒、238位。 
 RUNははじめトレイルランで標高をあげてその後ひたすら下る。コース中には溶岩で出来た岩を登ったり下ったりする。 BIKEに比べれば調子はましになったがいまいちスピードに乗り切れなかった。 最後はビーチラン。疲れた体にビーチランはこたえる。RUNタイムは4920秒、184位。
 結局、3時間3407秒、197位でゴール。2年前のタイムより20分も落ちてしまった。 これが実力といってしまえば簡単なのだが2年前のタイムと比べると納得がいかなかった。 練習もきちんとこなせてきたと感じていたのだがここ1ヶ月はMTBの練習があまりできていなかったし、大会への練習のピークの持って行き方も悪かった。 そして現地に入ってからの調整も体に対してのケアーが足り無すぎた。 レースはすでに終わってしまった事なので大切なのは経験を無駄にしないことだ。
 ゆっくりと休養し、自分を分析し、新たな一歩を踏み出そうと思う。