宮古島のレース体験記(メーリングリストに掲載したもの)
 自分にとって宮古島というのは憧れでハワイアイアンマンと同じぐらい価値がありました。2年の時にはじめて応募しましたが落ち3年の時も落ち今回3回目でやっと出場が決定しました。年前はロングといってもそれほど考えがなくていずれはロングメインでやっていこうとは考えてはいましたが大学時代は1回ぐらい宮古島に出れたらいいやと思っていました。ですがいきなり去年の11月にマレーシアに出ることを決め、12月に宮古に出れることが決まってこんな距離をこなせるのだろうかという不安がかなりあり故障もしていたためマレーシアはビクビクしていましたが何とか完走しハワイの権利まで獲得できこれからはロングをメインで考えていこうかという気になっていました。マレーシアを完走したことで宮古島は距離的なものもあって気楽になり目標は完走主体よりも上位を目指すというものに変わりました。宮古島でピークを持ってくるために稲毛で長期滞在しマレーシアの時よりは万全の体制でレースには望めました。
 SWIM:少しでも前に行くために最前列でスタート。隣の隣には小原工選手が。さすが1500人もいるとあってなかなかバトルが収まらず第一ブイまではひどいバトルが続きコースロープのほうへ押し流された。それ以降は空いてきたものの所々足をつかまれたり上に乗られたりする。やはりうわさに聞いたとうり海はものすごくきれいで下まで魚が泳いでいるのも見えるがそんなのをゆっくり見る余裕もなかった。44:29、66位でスイムをアップ。これは自分にしてはかなり上出来で稲毛のスイムコースのことを考えてもかなりいいタイムで泳げたことになる。
BIKE:かなり調子がいい。足に余裕を持たせながら前に進行する選手を抜いていく。さすが応援のすばらしさは宮古島。気分をかなりハイにさせてくれる。エイドでもみんな全力で走りながらボトルやバナナなどを手渡してくれかなり助かった。路面がぬれていて天気が悪かったのでコーナーでは慎重に。あまりのども渇かなかったがハンガーノックだけは怖くて常に食べるように心がけた。その快進撃も110kmぐらいまでそれ以降は向かい風でかなり足を使い130km以降は苦しくなり最後の最後では稲毛の山根ヘッドコーチに追いつかれる。結局バイク終了時で38位。タイムは4:39:46で65位、腰が痛くてトランジットでゆっくり着替えていると後続が集団でゴールしてきて(明石さんや山之上さんもいた)近くまで集団が迫っていたことがわかった。それにしてもみんなトランジットが早くかなり抜かされロングでもトランジットは重要だなと感じた。
RUN:腰が痛いものの4分半ぐらいのペースで入る。結構足にはきていて折り返し以降は次第に足が酸化していく。しかもハンガーノックになりかけてエイドで時間をかけ補給して時間のロス。次第に後続に追いつかれ始める。ラスト10kmからは足が両足つり始め10m走っては伸ばしの繰り返し。ラスト10kmで沿道の人に36位とかいわれていたので20人近くに抜かされていったことになる。とうとうラスト3km地点には和也さんに追いつかれてしまう。結局、最後は感動のゴールとはならなかった。RUNは3:37:05で98位。非常に情けないタイム。
そして結果は9:01:20で54位 エイジで(18歳から24歳)2位でした。自分の目標としていた30位にはまだほど遠くまだまだ力不足を実感しました。来年はシードで出れるのでさらに上を目指します。まだまだ自分のロング人生は始まったばかり。第二の田村さんになれるようがんばります。そして岳男さんにも勝てるように。和也さんにもリベンジ,まさか今年でやめたりしませんよね。上には上がいるというのは楽しい限りです。頂点にどこまで近づけるか、それを考えるだけでもわくわくします。自分の可能性はまだ無限に広がるはずです。  次のロングは憧れのハワイ。その前に院試に受からなくては。